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エックスサーバーの新サーバー環境へ簡単移行したところ、サイトの表示速度が体感レベルで大きく改善しました。
正直、スペック上はそこまで大きな差はないと思っていましたが、実際には明確な違いがあります。
本記事では、実際の測定データと体験をもとに、
- 移行前後の速度差
- TTFB(サーバー応答時間)の変化
- キャッシュの影響
- サーバー移行の流れ
を解説します。
移行前|表示速度に大きなばらつきがあった
移行前の環境では、表示速度にかなりムラがありました。
具体的には、
- 管理画面が重くなることがある
- 記事プレビューが遅い
- ページごと・タイミングごとに速度が安定しない
という状態でした。
実際にDevToolsのネットワークタブで測定すると、キャッシュ無効時のTTFBは以下のような数値でした。
- 約200ms〜1秒以上
- 速いときと遅いときの差が大きい
- たまに速いが、たまに極端に遅い
体感としては、速いときもあるけど、信用できない速さという感じです。
実際の測定結果
以下は移行前のTTFB(キャッシュ無効)の測定結果です。


約200ms〜1秒以上と、ばらつきが大きい状態でした。速いときと遅いときの差がかなりあります。
移行後|キャッシュ無効でも安定して高速
サーバー移行後(約24時間経過後)、ほぼ全ページで明確な変化がありました。
まず、キャッシュ無効時のTTFBは以下の通りです。
- 平均120ms前後
- 200ms未満がほとんど
さらに大きいのが、速度の安定性です。
- キャッシュOFFでも約120〜200msで安定
- 1秒近い遅延がほぼ発生しない
- 表示速度のブレがほとんど消えた
体感としては、毎回安定して速いという感覚です。
実際の測定結果
こちらは移行後のTTFB(キャッシュ無効)の測定結果です。

120ms前後で安定していて、200ms未満がほとんどになっています。
PageSpeed Insightsの結果はほぼ変化なし
参考として、PageSpeed Insightsの測定結果も比較しました。
移行前

移行後

スコア自体は大きく変わっていませんが、TTFBは大幅に改善し、体感速度も明らかに向上していて、実際の表示速度は確実に速くなっています。
PageSpeed Insightsのスコアは主にフロント側の指標が中心なので、サーバー応答時間の改善がそのままスコアに反映されるとは限りません。
【TTFB比較】サーバー応答時間は半分以下に改善
キャッシュ無効状態で比較すると以下の通りです。
| 状態 | TTFB |
|---|---|
| 移行前 | 約200ms〜1000ms |
| 移行後 | 約120ms〜200ms |
この結果から、サーバー自体の応答速度が大きく改善していることが分かります。
【失敗談】ブラウザキャッシュ無効でずっと検証していた
ここは完全に私のミスです。
移行前の検証は、キャッシュが無効の状態で行っていました。
そのため、
- 毎回サーバーにフルリクエスト
- キャッシュの恩恵ゼロ
- 常に最も遅い状態で測定
という条件になっていました。
ブラウザキャッシュ有効でも差がほとんどない
通常は、
- キャッシュ無効 → 遅い
- キャッシュ有効 → 速い
という差が出ます。
しかし今回の環境では、
- キャッシュ無効でも速い
- キャッシュ有効でもほぼ同じ体感
という状態でした。
キャッシュ無効でも速くなっている=サーバー処理自体が高速化している、ということです。
移行前と後で変わったのは、遅延の波と安定性
移行前は、
- 速いときは問題ない
- しかし1秒以上かかることも普通にある
という速度の波がありました。
一方、移行後は、
- 120ms〜200ms前後で安定
- 1秒を超える遅延がほぼ消失
- 表示速度のばらつきが大幅に減少
と、大きく改善しています。
今回のポイントは単なる平均速度の向上ではなく、ばらつきが減り、常に安定して速くなったことです。
その結果、体感としてはかなり軽いサイトになったと感じられるようになりました。
エックスサーバー移行で高速化した理由
新サーバー環境の主な特徴は以下です。
- 第5世代 AMD EPYC CPU
- NVMe SSD(RAID10)
- 高速ネットワーク
これにより、
- PHP処理の高速化
- データベース応答の短縮
- I/O待ちの減少
が起き、TTFBが改善したと考えられます。
実際のサーバー移行の流れ
今回の移行は以下の流れでした。
データコピー申請
↓
約40時間待機
↓
データコピー開始
↓
約10分でコピー完了
↓
サーバー切り替え(DNS反映開始)
↓
約24時間でほぼ安定
hostsは使わず、そのまま切り替え
今回はhostsファイルを使わず、そのまま本番切り替えを実施しました。
結果として、大きな不具合もなく、自然に切り替え完了しました。
サーバー切り替え(DNS反映)中の注意点
切り替え直後は、旧サーバーと新サーバーが混在します。
そのため、ページによって速度が違ったり、一部デザインが崩れるといった現象が発生する可能性があります。
また、この期間中はサーバーが完全に切り替わっていないので、
- 記事の更新
- プラグインの変更
- 設定の変更
などは控えた方が安全です。
旧サーバー側に反映されてしまうと、新サーバーに反映されない可能性があるためです。
【結論】体感速度は確実に改善する
今回の結果をまとめると、
- PSI → ほぼ変化なし
- TTFB → 半分以下に改善
- 体感 → 明らかに高速化
さらに、キャッシュ無効でも速く、遅延の波が消えたという点から、サーバー性能の改善が体感に直結していることが分かりました。
サーバー移行を検討している方へ
もし現在、
- サイトの表示が不安定
- 時々極端に遅くなる
- 管理画面が重い
と感じている場合は、サーバーの性能が原因の可能性があります。
今回のように、サーバーを変えるだけでキャッシュなしでも速くなるレベルの改善が起きることもあります。
エックスサーバーだと今なら新規申し込みで最初から新サーバー環境が利用できます。
既存ユーザーも無料で移行できるので、速度に不満があるなら一度試してみるのも良いかもしれません。
まとめ|サーバー移行で変わったのは、スコアではなく実際の速さ
今回のエックスサーバーのサーバー移行で一番大きく変わったのは、PageSpeed Insightsのスコアではなく、実際の表示速度と安定性でした。
移行前は、
- TTFBが200ms〜1秒以上とばらつきが大きい
- 速いときもあるが、遅いときはかなり遅い
- 表示速度に波がある状態
でしたが、移行後は、
- TTFBが約120ms前後で安定
- キャッシュ無効でも高速
- 遅くなる瞬間がほぼなくなった
という変化がありました。
また、スコア自体は大きく変わっていませんが、実際の体感速度は明らかに改善しています。
これは、
- フロント側の最適化指標(PageSpeed)
- サーバー応答時間(TTFB)
が別物であるということです。
今回の気づき
サーバー移行を通して感じたのは、以下の点です。
- スコアが良くても、体感速度が速いとは限らない
- 表示速度は平均よりも安定性が重要
- キャッシュに頼らなくても速い環境は快適
特に「たまに遅い」がなくなったのは、体感的にかなり大きい変化でした。
最後に
正直、ここまで変わるとは思っていませんでした。
PageSpeedのスコアだけを見ていると気づきにくいですが、実際の速度や安定性は、サーバー性能に大きく依存します。
今回の検証では、スコアはほとんど変わらないのに、体感速度は明らかに速くなりました。
